円柱の強制対流熱伝達率を計算する
流れに垂直に置かれた円柱の強制対流熱伝達率を計算します。
熱伝達率 h は、ヌセルト数 Nu と以下の関係にあります。
Nu=hdλ
強制対流における円柱の平均ヌセルト数は以下の実験式で計算できます。
Nu=CRemPr1/3
Re=ρud/μ:レイノルズ数、Pr=μCp/λ:プラントル数、
d:円柱の直径、u:流速、ρ:密度、μ:粘度、λ:熱伝導率、Cp:比熱
係数 C、m は、Re 数に対して次のようになります。
Re | C | m |
0.4∼4 | 0.999 | 0.330 |
4∼4×10 | 0.920 | 0.385 |
4×10∼4×103 | 0.689 | 0.466 |
4×103∼4×104 | 0.195 | 0.618 |
4×104∼4×105 | 0.0268 | 0.805 |

参考文献:北山直方. 図解伝熱工学の学び方. オーム社, 1982
円柱直径、流速、各物性値を入力してください。熱伝達率が計算されます。Re 数、Pr 数、Nu 数も表示されます。
物性を選択すると20℃の時の物性値が入力されます。物性値は適宜変更してください。
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