※Canteraバージョン:3.0.0
Canteraの使い方の初歩。PythonのAnacondaにインストールできたら、とりあえず使ってみる。Pythonコマンドで次を入力する。
import cantera as ct
これで、Canteraをctというオブジェクト名でインポートする。
gas = ct.Solution('gri30.yaml')
次に、gasというオブジェクトに、gri30.yamlというファイルを定義する。gri30.yamlは、GRI-Mech 3.0の反応メカニズムが定義されたCanteraの入力ファイルで、Canteraのインストールディレクトリにある(Windowsなら、C:\Users\ユーザー名\Anaconda*\pkgs\cantera-***\Lib\site-packages\cantera\data)。
次に以下を入力する。
gas.species_names
これで、gri30.yaml に定義されている化学種が出力される。
gas.T
gas.P
Tは温度、Pは圧力でデフォルトで設定されている値が出力される。
gas()
これで、状態がまとめて出力される。
次に、温度、圧力の条件を変えてみる。
gas.TP = 1000, 202650
温度 T を 1000[K]、圧力 P を 202650[Pa] に設定した。これで、再び gas() を入力してみる。出力される状態量が変わっていることがわかる。