目次
円管内流れによる熱伝達率を計算する
円管内を流れる流体による強制対流熱伝達率を計算します。
- 流体の物性値を入力します。※物性で、空気・水を選択すると、20℃の物性値がセットされます。
- 管の直径(内径)を入力します。管の伝熱の形態を指定します。
- レイノルズ数、プラントル数、ヌセルト数、熱伝達率の結果が出力されます。
※レイノルズ数が指定した臨界レイノルズ数に比べ小さいと層流、大きいと乱流と判断されます。
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計算式
本ページでは以下の式で計算しています。流れは十分に発達した状態を仮定しています。
円管内流の層流熱伝達率
$$Nu = 3.66 (壁温一定)$$
$$Nu = 4.36 (熱流束一定)$$
円管内流の乱流熱伝達率
Dittus-Boelterの式
$$Nu = 0.023 Re^{0.8} Pr ^n \quad \quad (0.6\leq Pr \leq 160, Re \geq 10^4, L/D \geq 10)$$
流体が加熱される場合 $n=0.4$、冷却される場合 $n=0.3$。
$Nu=hD/\lambda$:ヌセルト数、$Re=\rho u D/\mu$:レイノルズ数、$Pr=\mu C_p / \lambda$:プラントル数