オンライン流体解析CATCFDzeroのTips集のページです。
目次
熱伝導解析
CATCFDzeroでは流体解析だけではなく、熱伝導解析も行うことができます。
熱伝導解析の方法は以下のYouTube動画でも紹介しています(動画は旧バージョン使用)。
熱伝導解析の方法
熱伝導解析で注意する点を以下にあげます。
モデル形状
固体の熱伝導解析を行う場合でも、CATCFDzeroでは流体領域として形状を定義します。ソリッドの「固体領域」が流体、固体逆のイメージになるので注意してください。
境界条件
固体の熱伝導の場合は、流入や圧力境界を設定しないで壁境界のみとしてください。流れ場がない状態で解かれます。
物性値
物性値は[詳細設定]で熱伝導率を指定します。定常の熱伝導解析で必要なのは熱伝導率のみです。
収束判定
[詳細設定]で温度の収束判定を1.0e-10程度に下げます。流れ場がないため、温度のみで厳しく解くことで解析精度をあげます。熱バランス
結果の[出力タブ]で熱バランスを確認します。全体の熱バランス(Balance:境界を通した熱の出入りの収支)が各境界の値に比べ1/100~1/1000程度まで下がっていれば熱収支がとれています。Heat Tranの値が移動熱量[W]を表しています。